こんな悩みをお持ちではないでしょうか。
- 営業職の求人を出しても応募が少なく、選考できる人材がいない
- 営業経験者を採ろうとしても、鹿児島では見つからない
- 面接まで来てもらえても、条件や仕事内容でお断りされることが多い
こんにちは、Carraria編集部です。私たちはリクルート出身のメンバーで構成されており、鹿児島、九州・中四国エリアの採用支援を行っています。これまで約7,000名の求職者と面談し、採用企業の課題解決に携わってきました。
結論からいうと、鹿児島で営業職採用が難しい最大の原因は「ノルマがきつい」というイメージと、営業経験者の転職市場の薄さです。鹿児島の求職者には「営業=体育会系・ノルマが重い・精神的にきつい」というイメージが根強く、求人票でそのイメージを払拭できていないと応募すら来ません。
ただし、鹿児島の営業職には「ルート営業中心」「地域密着」「農業・食品・観光産業と密接につながった仕事」という固有の特性があり、それを正しく伝えることで応募につながる層は確実にいます。
この記事では、鹿児島で営業職採用に取り組む経営者・採用担当者向けに、応募が来ない原因と今すぐ取り組める改善策を解説します。
鹿児島の営業職採用が難しい「構造的な理由」
求職者の「営業=ノルマ・体育会系」イメージが応募を遠ざけている
面談してきた鹿児島の求職者の中でも、「営業は考えたことがない」「ノルマがありそうで怖い」という反応は少なくありませんでした。特に20〜30代の転職希望者は、安定した環境を求める傾向が強く、ノルマ・インセンティブ・成果主義という印象の強い営業職を最初から選択肢から外しているケースがあります。
鹿児島の中小企業の営業職は実態として「既存顧客へのルート営業中心」「新規飛び込みなし」「ノルマより関係構築重視」という会社が多いですが、求人票に「営業職募集」と書くだけでは、こうした実態が伝わりません。
営業経験者の転職市場が鹿児島では極めて薄い
鹿児島市内でも、業種経験・営業経験を持つ転職希望者の数は限られています。特に霧島市・薩摩川内市・鹿屋市・大隅地域など鹿児島市以外のエリアでは、営業経験者の転職市場はほぼ機能していないと言っても過言ではありません。人材紹介会社に依頼しても「鹿児島在住の営業経験者が少ない」と言われるケースが多いのはこのためです。
「経験者のみ採用」という方針を続けると、採用自体が止まります。未経験者を採用してから育てる設計、または県外のUターン営業経験者にアプローチする設計に切り替えることが現実的な選択肢です。
鹿児島の営業エリアの広さが候補者を二の足を踏ませる
鹿児島は南北600km以上に広がる地形で、営業エリアが鹿児島市内だけでなく大隅・薩摩・離島まで及ぶ会社もあります。求人票に「県内全域営業」「出張あり」とだけ書かれていると、候補者は「どれだけ移動するのか」「離島にも行くのか」という不安を持ちます。
営業エリア・1日の訪問件数・出張の頻度・社用車の有無など、移動に関する情報を具体的に書くことで、候補者が自分の生活と仕事のバランスをイメージしやすくなります。
鹿児島の業種別:営業職採用の特性と課題
鹿児島の主要産業ごとに、営業職採用の特性を整理します。自社の業種に近いパターンを参考にしてください。
| 業種 | 営業の特性 | 採用上の課題 |
|---|---|---|
| 食品・農産物(黒豚・黒毛和牛・さつまいもなど) | 県内スーパー・飲食店へのルート営業、または県外バイヤー向け提案営業 | 「食品営業」の認知度が低く、業務内容が伝わりにくい。県外向け営業では出張が多く敬遠される |
| 建設・不動産 | 個人・法人向けの提案営業。エリアが広く移動が多い | 「建設=体力仕事」のイメージから営業職でも避けられることがある。契約までの時間が長く成果が見えにくい |
| 観光・宿泊(指宿・霧島など) | 法人向け宴会・団体旅行営業、旅行代理店へのルート営業 | インバウンド対応ができる人材が必要になりつつあるが、語学スキルを持つ営業人材は鹿児島では希少 |
| 医療・介護・福祉 | 医療機器・介護用品・薬品のルート営業。医療機関・施設への定期訪問 | 業界知識が必要に見えて応募ハードルが高い。実態は未経験でも研修で対応可能なケースが多い |
| IT・ソフトウェア | 中小企業向けのシステム・ツール提案。鹿児島市内が中心 | IT知識がないと無理というイメージが先行。文系・非IT出身でも活躍できる旨を伝えられていない |
営業職採用を改善するための具体的なポイント
ポイント① 「ルート営業中心」「ノルマなし」は求人タイトルに入れる
鹿児島の求職者の「営業=ノルマ・きつい」イメージを払拭するには、求人タイトルの段階で情報を届けることが重要です。「ルート営業」「既存顧客中心」「ノルマなし」「飛び込みなし」といったキーワードをタイトルや冒頭に入れるだけで、クリック率・応募率が変わります。
例:「営業スタッフ募集」→「鹿児島市内/既存顧客へのルート営業/ノルマなし・飛び込みなし」
ポイント② 未経験採用に切り替えて、業種経験より人柄・素養で選ぶ
鹿児島で営業経験者を探し続けるより、「コミュニケーションが得意」「地元のお客さんと長く付き合いたい」「前職は販売・接客だった」という人材を採用して育てる方が、現実的に採用を回せるケースが多いです。
特に食品・建材・医療機器など知識習得のサポートができる会社では、「業種未経験歓迎」「研修制度あり」「先輩が同行サポート」という情報を求人票に入れることで、これまで営業職を選択肢に入れていなかった層が応募してくるようになります。
ポイント③ Uターン営業経験者をスカウトでターゲットにする
鹿児島出身で福岡・大阪・東京の会社で営業経験を積んだ30代前後の人材は、地元に戻るタイミングを探っていることがあります。こうした「鹿児島Uターン営業経験者」は、スカウトで直接アプローチしなければ出会えない層です。
スカウト文面では「鹿児島の○○産業(食品・観光・農業)を一緒に広めてほしい」「地元に戻って長く働ける環境がある」という訴求が有効です。都市部での営業経験を鹿児島の地場産業で活かせるというストーリーに共感する候補者にアプローチできます。
ポイント④ 1日のスケジュールと営業エリアを求人票に明記する
候補者が「自分の生活と両立できるか」を判断できるよう、1日の業務の流れ・訪問件数・営業エリアの範囲・出張の頻度・社用車の有無を具体的に記載します。
例:「担当エリアは鹿児島市内および近郊(姶良市・霧島市方面)。1日の訪問件数は5〜8件。マイカー通勤可・ガソリン代支給」のように書くと、候補者が働き方をリアルにイメージできます。
ポイント⑤ 面接で「営業に対する不安」を正面から聞く
鹿児島の未経験候補者の多くは、選考中も「本当にやっていけるか」という不安を持ったまま面接に来ています。面接の中で「営業職に対してどんなイメージがありますか?不安なことはありますか?」と直接聞き、丁寧に実態を説明することで、内定承諾率が上がります。不安を解消せずに内定を出しても、辞退や早期離職につながりやすいです。
まとめ:鹿児島の営業職採用は「イメージ払拭」と「ターゲットの見直し」から
鹿児島で営業職採用に苦戦している場合、まず確認すべきは「求人票でノルマ・体育会系のイメージを払拭できているか」です。実態がどれだけ働きやすい環境であっても、伝わらなければ候補者には届きません。
「経験者のみ採用」という方針を見直し、未経験者採用+育成設計に切り替えること、Uターン営業経験者へのスカウトを追加すること——この2点を軸に採用設計を変えることが、鹿児島の営業職採用の現実的な突破口になります。
あわせて読みたい記事:
- ※関連記事:鹿児島で求人を出しても応募が来ない原因とは?
- ※関連記事:鹿児島の中小企業に合う採用チャネルの選び方
採用に悩む企業の、頼れる外部人事に。
Carrariaでは、採用KPIの整理から改善施策の設計まで、鹿児島・九州の中小企業向けにサポートしています。
Carraria(カラリア)は、地方採用に特化したRPO(採用代行)サービスです。リクルート出身のメンバーが、求人票の作成から媒体運用・スカウト・面接設計まで、採用プロセスをまるごと支援します。「何から手をつければいいかわからない」という段階でもお気軽にご相談ください。
会社ロゴ.png)
