こんなお悩みはありませんか?
- 造船所や舶用工業の技術職・現場職の求人を出しているが、応募が来ない
- ベテラン技能者の高齢化が進み、若手の採用・育成が追いついていない
- 今治エリアの同業他社と人材を奪い合っている
こんにちは、Carraria編集部です。私たちはリクルート出身のメンバーで構成されており、福岡・広島を拠点に九州・中四国エリアの採用支援を行っています。これまで約7,000名の求職者と面談し、地方中小企業の採用課題解決に携わってきました。
結論からいうと、愛媛・今治エリアで造船・海事産業の採用が難しい理由は、業界全体の人手不足と高齢化に加え、「造船=きつい」というイメージの壁、求人票での訴求不足が重なっていることにあります。
ただし、日本屈指の海事産業都市である今治ならではの強みを言語化できれば、中小の造船・舶用関連企業でも採用の可能性は十分にあります。
この記事では、今治エリアを中心に、造船・海事産業の採用に苦戦している企業向けに、採用が難しい背景と見直すべき採用戦略を解説します。
今治エリアの造船・海事産業を取り巻く採用環境
今治市は、国内の鋼製貨物船新造数の約18%を占める、日本屈指の海事産業都市です。今治造船をはじめとする大手造船所に加え、BEMACなどの舶用機器メーカーや関連工業が集積し、地域経済の中核を担っています。
一方で、造船・舶用工業は全国的に人手不足と高齢化が深刻化している業界でもあります。
| 指標 | データ | 出典 |
|---|---|---|
| 造船・舶用工業の就業者数(全国) | 2013年の約18万5千人から2022年には約15万人まで減少 | 国土交通省 |
| 生産人材の不足数(全国) | 2022年9月時点で約9,500名の生産人材が不足 | 国土交通省 |
| 従業員の平均年齢 | 造船関連産業の平均年齢は40歳代後半。高度技能を持つベテランが退職期を迎えつつある | 国土交通省 |
全国的な傾向と同様、今治エリアの造船・海事産業でも、若手人材の確保と技能継承が急務になっています。
今治エリアで造船・海事産業の採用が難しい5つの理由
①業界全体の人手不足と高齢化
造船・舶用工業は全国的に就業者数が減少し続けており、ベテラン技能者の退職が相次いでいます。溶接・船体ブロック組立といった高度な技能を持つ人材ほど、採用市場での確保が難しくなっています。
②「造船=きつい・危険」というイメージの壁
造船業は屋外・大型構造物を扱う仕事のため、「きつい」「危険」というイメージを持たれがちです。実際には安全対策や設備の近代化が進んでいる現場も多いにもかかわらず、その実態が求人票から伝わっていないケースが少なくありません。
③技能継承の担い手不足
今治エリアの造船・舶用関連企業では、ベテラン社員に現場のノウハウが集中しているケースが多く見られます。若手の採用・育成が後回しになると、技能継承が間に合わないまま、ベテランが退職を迎えるリスクが高まります。
④同業他社・関連工業との人材争奪戦
今治エリアには大手造船所から中小の舶用機器メーカーまで、多数の関連企業が集積しています。同じ商圏で同じ職種の求人が並ぶため、待遇面だけで比較されると、中小企業は不利になりやすい状況があります。
⑤求人票で仕事の魅力を伝えきれていない
造船・海事産業の求人票は、「製造補助」「溶接工募集」といった簡潔な表現にとどまりがちです。世界の海を航行する船づくりに携われるという仕事のスケール感や、今治という海事産業都市で働く意義が、求人票から伝わっていないことが多くあります。
今治の造船・海事産業ならではの「自社の強み」
大手造船所と待遇面で競う必要はありません。今治エリアの造船・舶用関連企業には、他地域にはない独自の魅力があります。
| 強み | 具体的な訴求例 | 響きやすい求職者像 |
|---|---|---|
| 世界に船を送り出す仕事に携われる | 「自分が関わった船が世界の海を航行する誇り」 | スケールの大きい仕事に魅力を感じる人 |
| 資格取得支援・技能継承の仕組み | 「溶接・玉掛け・クレーン運転などの資格取得支援あり」 | 手に職をつけたい未経験者・若手 |
| 地元で長く働ける・転勤なし | 「今治で腰を据えて長く働ける」 | Uターン希望者、地元定着志向の人 |
| 未経験からのキャリア形成が可能 | 「先輩の指導のもと、現場経験を積んでステップアップ」 | 異業種からの転職を考えている人 |
| 少人数体制での裁量の大きさ | 「少人数チームで、幅広い工程に関われる」(中小の舶用機器メーカーの場合) | 大手工場の分業体制に物足りなさを感じる人 |
「日本屈指の海事産業都市・今治で、世界とつながるものづくりに携われる」という訴求は、地元志向の求職者だけでなく、Uターン・Iターンを考えている層にも響きやすいポイントです。
造船・海事産業の採用で見直すべき4つのポイント
①求人票に「1日の仕事の流れ」と安全対策を書く
具体的な業務の流れに加えて、安全教育の体制や保護具の支給など、安全面への取り組みを明記しましょう。「きつい・危険」というイメージを払拭する情報を、求人票の中で積極的に伝えることが重要です。
②未経験者・異業種からの採用を積極化する
経験者の採用競争が激しいなか、異業種からの転職者や、ものづくりに興味がある未経験者にも門戸を広げましょう。「入社後の研修制度」「先輩によるOJT体制」を明記すると、応募のハードルが下がります。
③スカウト・ダイレクトリクルーティングを導入する
ハローワークやIndeedへの掲載を待つだけでなく、スカウト型サービスを活用し、「溶接経験者」「品質管理経験者」など特定スキルを持つ人材に企業側から直接アプローチすることも有効です。
④教育機関との連携を強化する
今治エリアの周辺には、海事系の教育機関も立地しています。地元の高校・高専などとのつながりを持ち、インターンシップや工場見学の受け入れを通じて、早い段階から自社を知ってもらう取り組みも、中長期的な採用力の強化につながります。
自社での採用改善が難しい場合は
「求人票をどう改善すればいいかわからない」「採用に手が回らない」という場合は、RPO(採用代行)の活用が選択肢になります。RPOでは、造船・海事産業に特化した求人票のリライト・媒体選定・スカウト運用・応募者対応まで一括で支援できます。
「福岡の社員10名規模の企業様では、エージェントコントロール・求人リライト・ダイレクトスカウトを組み合わせた結果、月間応募数が4件から25件まで増加しました」という実績もあります。
※採用代行・RPOのご相談はこちら:愛媛のRPO・採用代行ならCarraria|中小企業の採用を外部人事が支援
※関連記事:愛媛で製造業・工場人材の採用が難しい理由とは?中小企業が見直すべき採用戦略【2026年最新】
まとめ:今治エリアで造船・海事産業の採用を成功させるために
- 今治市は国内の鋼製貨物船新造数の約18%を占める、日本屈指の海事産業都市
- 造船・舶用工業は全国的に人手不足と高齢化が進んでおり、今治エリアも例外ではない
- 採用が難しい理由は、業界全体の人手不足・イメージの壁・技能継承の遅れ・同業他社との争奪戦・求人票の訴求不足
- 「世界に船を送り出す仕事」「資格取得支援」「地元定着」など、今治の造船業ならではの強みを言語化することが重要
- 未経験者採用の積極化やスカウト活用、教育機関との連携も中長期的な採用力強化につながる
今治の造船・海事産業は、日本のものづくりを支える誇りある仕事です。その魅力を求人票や面接でしっかり伝えることが、採用成功への第一歩になります。
採用に悩む企業の、頼れる外部人事に。
造船・海事産業に特化した求人票のリライト・媒体選定・スカウト運用・応募者対応まで一括で支援します。Carrariaでは、愛媛・四国の中小企業の採用改善をサポートしています。
Carraria(カラリア)は、地方採用に特化したRPO(採用代行)サービスです。リクルート出身のメンバーが、求人票の作成から媒体運用・スカウト・面接設計まで、採用プロセスをまるごと支援します。「何から手をつければいいかわからない」という段階でもお気軽にご相談ください。
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