・建設業の求人を出しても応募がほとんど来ない
・若手が採れず、現場の高齢化が進んでいる
・経験者を採用したくても、なかなか見つからない
とお困りではないでしょうか。
こんにちは、Carraria編集部です。私たちはリクルート出身のメンバーで構成されており、福岡・広島を拠点に九州・中四国エリアの採用支援を行っています。これまで約7,000名の求職者と面談し、採用企業の課題解決に携わってきました。
結論からいうと、広島で建設業の採用が難しい理由は「業界全体の人手不足」「若年層の建設業離れ」「求人票・採用手法のアップデート不足」の3点が重なっているためです。構造的な課題は大きいですが、採用アプローチを変えることで改善できる余地はあります。
この記事では、広島エリアの建設業で採用に取り組む経営者・採用担当者の方向けに、採用が難しい理由と若手・経験者採用で見直すべきポイントを詳しく解説します。
広島の建設業をとりまく採用環境
広島県は、都市部の再開発・インフラ整備・住宅建設・産業施設の建設需要が高く、建設業の事業所数・従業員数ともに中国地方屈指の規模を誇ります。広島市・福山市・尾道市・三次市など各エリアで建設需要は安定しています。
一方で、厚生労働省のデータでは建設業の有効求人倍率は全業種平均を大きく上回っており、深刻な人手不足が続いています(出典:厚生労働省 一般職業紹介状況)。特に技能工・職人・施工管理技術者の不足は顕著で、採用に苦戦している企業が多い状況です。
加えて、2024年4月からの建設業への時間外労働上限規制適用(いわゆる「2024年問題」)を経て、労働環境の改善と採用活動の強化を同時に迫られている企業も増えています。
広島で建設業の採用が難しい5つの理由
1. 若年層の建設業離れが進んでいる
「体力的にきつい」「危険な仕事」「休みが少ない」というイメージが若年層に根強く、建設業への就職・転職を避ける傾向があります。実際には現場の機械化・ICT化が進み、働き方改革による休日取得改善が進んでいる企業も増えていますが、その変化が十分に発信されていないケースが多いです。
2. 経験者・有資格者の絶対数が少ない
施工管理技士・電気工事士・とび技能士など、建設業に必要な資格・経験を持つ人材は転職市場での需要が高く、複数社からのオファーが来る状況です。求人を出しても同業他社との競合が激しく、条件面だけで差別化しようとすると限界があります。
3. 求人票が「スペック要件」のみになっている
「施工管理経験者・2級土木施工管理技士以上」といった資格・経験要件の羅列だけでは、求職者の心は動きません。「この会社で働くとどうなるか」「どんな現場を担当できるか」「キャリアをどう描けるか」といった情報が不足していると、経験者からも選ばれません。
4. 採用チャネルがハローワーク・Indeedに限られている
建設業ではハローワーク・Indeedへの掲載が中心の企業が多いですが、経験者・即戦力層は転職サイトやスカウトサービスを活用していることが多く、ハローワークだけでは届かない求職者が多数存在します。採用チャネルの幅を広げることで、リーチできる層が変わります。
5. 採用後の定着に課題があり、採用コストが増大している
せっかく採用できても早期離職が続くと、採用コストが膨らみ続けます。建設業では「入社前のイメージと実態のギャップ」による早期離職が多い傾向があります。採用時に労働条件・現場の実態を正直に伝えることが、定着率改善の第一歩です。
広島の建設業が採用を改善するために見直すべきポイント
1. 若手採用では「未経験歓迎+育成体制」を前面に出す
経験者採用にこだわりすぎず、未経験の若手を採用・育成する体制を整えることが、建設業の人手不足解消への現実的なアプローチです。「入社後の研修・資格取得支援・先輩社員によるOJT」など、未経験でも安心して働ける環境を求人票で具体的に伝えることが重要です。
| 項目 | NG例 | OK例 |
|---|---|---|
| 応募要件 | 「施工管理経験3年以上」 | 「未経験歓迎。入社後に資格取得支援あり(受験費用全額補助)」 |
| 仕事内容 | 「現場管理業務全般」 | 「最初は先輩に同行しながら現場を覚える。1年目から担当現場を持てる環境」 |
| 休日 | 「日曜+祝日休み」 | 「完全週休2日制(土日祝休み)。年間休日115日以上」 |
| 職場環境 | 「やりがいのある仕事です」 | 「ICT施工導入済み。20〜30代のメンバーが多く活躍中」 |
2. 経験者採用ではスカウトで潜在層にアプローチする
施工管理技術者・電気工事士・配管工など有資格者は、求人を積極的に探していない「潜在層」が多いです。こうした層にはダイレクトスカウトが有効で、「あなたのスキルを活かせる現場があります」と個別にアプローチすることで返信・応募につながります。
広島エリアの建設技術者を対象としたスカウトでは、「転勤なし・地元広島での勤務」「担当現場の規模・種類」「具体的な年収水準」を明示することが返信率向上のポイントです。
3. 働き方改革の取り組みを積極的に発信する
「建設業は休みが少ない」というイメージを払拭するために、実際の休日取得状況・残業時間・有給消化率などを数字で開示することが効果的です。
- 「完全週休2日制・年間休日120日以上」
- 「月平均残業時間:15時間以内(2025年実績)」
- 「有給取得率:80%以上」
- 「4週8休以上を確約」
こうした情報を求人票や採用サイトで積極的に開示する企業は、求職者から「働きやすそう」という印象を持たれやすく、応募数の増加につながります。
4. 採用チャネルを広げる
| 採用ターゲット | おすすめチャネル | 訴求ポイント |
|---|---|---|
| 未経験の若手(20代) | マイナビ転職・doda・Indeed | 未経験歓迎・資格取得支援・正社員登用 |
| 経験者・有資格者 | ビズリーチ・リクルートエージェント・プレックスジョブ | 担当現場の規模・年収・転勤なし |
| Uターン希望者 | Iターン・UIターン特化サイト | 地元広島での勤務・安定した仕事 |
| 現場作業員 | ハローワーク・Indeed・地域フリーペーパー | 日払い・週払い・即日採用可 |
まとめ:広島の建設業採用は「若手育成」と「潜在層へのアプローチ」が鍵
広島の建設業採用を改善するポイントを整理します。
| 課題 | 見直しポイント |
|---|---|
| 若手が応募してこない | 未経験歓迎・育成体制・休日数を具体的に記載 |
| 経験者が集まらない | スカウトで潜在層に直接アプローチ |
| 建設業のイメージが悪い | ICT化・残業削減・休日改善の実績を数字で発信 |
| 採用チャネルが限られている | ターゲット層に合った媒体を組み合わせる |
建設業の採用難は一朝一夕に解決しません。ただし、「伝え方を変える」だけで応募数が大きく変わるケースは実際に多いです。まずは求人票を見直し、一歩ずつ改善を積み重ねることが近道です。
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